たたえよ鉄カブト!!

「自転車ヘルメット委員会」が発足

7月中の出来事。

久々に、ロードではなくクロスバイクで出動。

このクロス、雨ざらしの外止めで、かれこれ７年ぐらい経過。
結構、錆てるけどまだまだよく走る、ブリヂストン謹製。

さすがにロードに比べると乗り味は落ちるけどね。

走り慣れた近所のサイクリングロード（CR）を行く。

と、事故を目撃。
というより、119番に電話をする役割を自分が果たしてしまった。

どうやら親子で併走していて、もつれて転倒してしまったようで。
前方で音がしたと思ったら、数メートル先で二台の自転車が折り重なっていた。

ギャン泣きのお子様と、立ち上がるお父さん（結構若い）を見て、
自転車を停止しつつ、
「大丈夫ですか？」
と一応儀礼的に声をかけた。
ら、
お父さんが
「呼んで貰えますか？」
という。

一瞬、ん？って思って
「救急車という意味ですか？」
と聞き直してしまったが、

「うおっ」（オレの小さな悲鳴）

よくよく見ればお子様の額が血に染まっている。
っていうか真っ赤。

頭部を切ると、実際の怪我以上に出血するという知識を
小説や漫画等で聞いたことはあったが、いざその場面に遭遇すると、マジで慌てる。

事態を把握して、119番に通報。
携帯の番号と事故現場と状況を聞かれる。

いつも走っているコースなのに、
慌てると意外と現在位置の把握に時間がかかるものだなぁ、
というのが素直な感想。

スマホのGPSから通報位置の自動割出とか出来ないものか？

こちらが通報している間に、
他のランナーの方々が駆けつけてくれて、
お子様を日陰に連れて行ったり、水を買ってきてくれたりする。

なかなか捨てたもんじゃないぞ、市民の方々！！

結局、通報から15分ぐらい（優秀だと思う）で救急車が到着し、
親子を乗せ去ってゆく。

お父さんは関わっててくれた人たちにお礼を言ってくれたが、
狼狽えてる感は半端なかった。

残された人達は目線でお互いをうっすらと称えあい、軽い会釈にて無言の解散となる。

オレは再びペダルをこぎ始める。

クロスバイクに乗ってる間、脳の余り部分で事故の原因なぞを考えてみると、
あの親子の問題点は大きく二つ。

・自転車の併走
・親子共々ノーヘル運転

につきる。

併走はもちろん法律的にダメだけど、
ノーヘル、特に子供用ヘルメットは義務ではないが、なんとかしないとアカン。

子供がよく育てば、買ったヘルメットもすぐ小さくなってしまうし、
ヘルメット自体がそこそこの値がするのかもしれないけど。

今回だって、ヘルメットをかぶってれば、コブが出来て、
膝小僧をすりむいた程度の小さな痛かった思い出で済んだかもしれない。

親の自転車の車種は、あまり気にしなかったけど、
そこそこ良い自転車だった気がする。

であれば。

金あんだろっ！？

だったら、子供にはヘルメットは買っとこうよ。
ただでさえ子供の身体バランスは悪い上に
自転車なら、子供でも時速十数キロはでるのだから。

なにも起きなければ、ヘルメット代は余計なコストかもしれないけど、
ひとたび事故が起きれば金銭的にも時間的にも将来的にも
払うコストは膨大だ。

１時間半ぐらいCRを乗り回しての帰り道の現場付近。

事故った自転車２台は、お父さんが現場付近にロックしていったんだけど、
もうそこに無かったから、多分知り合いが取りに来たんだろう。

怪我は大した事なかったらいいな。
あのお子様が、また自転車に乗りたいと思ってくれるともっといい。

ゆる～くお祈り、

そして、もうひとつ。

これからはクロスバイクを乗る時でも
ヘルメットをかぶることを心に誓おうっ！！
オレが。