「弱虫ペダル　SPARE BIKE」シリーズを読んでみた

弱虫ペダル　SPARE BIKE　１

弱虫ペダル　SPARE BIKE　２

おはなしの時系列は、だいたいが弱虫ペダル本編が始まる以前。

箱根でのインターハイ。
敵味方に関わらず、鋼の如き生き様を見せつける三年生組が、
まだ柔らかく、その才能の萌芽を見せながらも未だ鍛え抜かれる以前の姿を、
あるいはその二つ名の元となる出来事や癖や装備品の由来とともに
連作短編として描いている。

といっても、テレビアニメ版において、本編内のエピソードとして
描かれているお話しもあるので、見知っているエピソードもいくらかは
散見されたりするかな。

エピソード的には１巻は巻島、新開、東堂のお話し。
２巻は荒北、金城のお話しとなっている。

とくに２巻の金城のエピソードは、（多分）アニメ化もされてない部分で
面白く読めること請け合い。

ネタバレは避けるが、一つだけ。

土地勘の全くない方は気づかないかもしれないが
金城のお住まいは、恐らくは国道16号穴川インター近くのモノレール沿い？

とか察せられたりもするが、知らなくても漫画の内容にはなんら差し支えない。

こうなってくると、そのうちスペアバイクシリーズで大学生の荒北、金城の
活躍も読めるかもしれないなぁ（単行本未収録のお話しで既に描かれてたらすまぬ）。

作者の渡辺航さんは、ただでさえお忙しそうなのに、
今年は六代目「自転車名人」としてのご活躍も多そうだから
気長に待つことにしよう。、