MERIDAのわけは
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最終更新日:2015/12/24
ロード選び
今更ですが、当初はGIANTのロードを考えていたところ、
GIANTでなくMERIDAを選んだ理由などを。
昔、1970年代半ば頃、「ナウい」という流行り言葉が出来まして。
意味としては、おしゃれとか新しいとかカッコイイとか、
そういう物や状況に対して使う言葉です。
今でいうところの「ヤバイ」みたいな感じかな。
同時期に、同じような意味で「イマい」「おニューい」という言葉も
あったんだけど、その言葉は「ナウい」ほどにはイケてないという時代の空気感のせいか
ブレイクすることもなく、結局「ナウい」という言葉に収束していきました。
さて、現在は2015年。
「ナウい」という言葉の持つ意味自体はなんら変わってないはずなのに、
もはや、(自分らの世代ですら)日常では使われなくなってしまった。
それこそ、その言葉を使うことが「ナウく」ないので。
どうやら、流行り言葉というものは、使うほどにどんどん消費されていって、
最初に持っていたはずの魅力や訴求力が削られていってしまうものらしい。
さらに時間が過ぎてゆけば、そこにアンティーク感が醸し出されるかもしれないが、
さして時間が過ぎていない現在では、ただの廃れかけた言葉に過ぎなくなってしまった。
これはその人が生まれた時代に左右される性質のもので、
だから平成生まれの若者と、昭和生まれのおっさん達世代とでは、
おなじ言葉に対した時に感じる思いもまるで違う。
思えば昭和は「ジャイアント」という言葉にあふれ過ぎていた。
野球の巨人軍(ジャイアンツ)はゆうに及ばず、
キムコジャイアント、グリーンジャイアント、
ジャイアントコーン、ジャイアントカプリコ
スーパージャイアンツ、スーパー巨人、
ジャイアントロボ、ジャイアントパンダ、ジャイアント馬場
とか、思いつくままに書き連ねるが、
まじめに調べればまだまだ沢山あるはずだ。
それゆえに、「GIANT」という名を持つ自転車ブランドも、昭和を過ごした自分にとっては
既に使い古されて魅力の褪せた言葉を使っている的なイメージになってしまった次第。
もちろん、これは自転車の持つ性能や品質には関係ない話で、
箱根学園主将にしてエース、福ちゃんこと福富寿一さんも
「俺は強い!」とジャイアントに乗っている。
(しかも、ビアンキからジャイアントに乗り換えてる)。
他の選択肢を知らなければ、「GIANT」一択だったが、
台湾製で同価格帯。
あとは、まあ「GIANT」売れ過ぎ街にあふれすぎで、
判官贔屓的な意味も込めて街で見かけることもない、MERIDAを選択。
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